(ボリューム注意!)
（関ヶ原当時の西軍と西軍>東軍、東軍、中立を表した勢力図）
1600年11月6日、関ヶ原の戦いは東軍の勝利で終わり
西軍の指揮者であった石田光成は斬首された。
西軍の将領たちの領地は減封されたり没収されて、
合計で632万石の領地が家康の手に入ることになる。
（15万以上の兵力を徴兵できる生産量）
家康は自分の味方に協力した大名たちに対して褒賞を与えながら、
徳川の権威を確立するための手段を講じる。
まず、昇進が行われた出世ベスト1位から10位までを見ながら、
彼らの詳細と他の将軍たちについて知っていこう。
1位）結城秀康 – 670,000石（+ 569,000石、越前北濃）
結城秀康は亡くなった秀吉の養子であり、家康の次男である。
当時、関東で上杉の南下を阻んだ経歴がある。
2位）松平忠吉 – 520,000石（+ 420,000石、小原清）
松平忠吉は後継者の秀忠の実弟であり、四男である。
師匠の井伊直弼と共に関ヶ原の先鋒を務めた。
3位）鴨秀行 – 600,000石（+ 420,000石、陸奥会津）
鴨秀行は織田信長の娘婿である石田三成の子であり、
自身は家康の義理の息子だった。
4位）池田輝政 – 520,000石（+ 370,000石、播磨姫路）
池田輝政は家康の婿養子だったが、
池田経興の子であり、奇襲攻撃の先鋒だった。
5位）前田利長 – 1,192,000石（+ 357,000石、加賀金沢）
前田利長は大大名であった前田利家の長男であり、
江戸幕府初期における唯一の100万石大名でもあった。
（その後、伊達が農業勝利で百万石へと急成長することとなる。）
6位）黒田長政 – 523,000石（+ 342,000石、筑前長島）
黒田長政は、秀吉の参謀としても知られる関ベエの息子であり、 小早川秀秋を説得する功績を認められ、長島（現在の福岡）を担当することとなった。
7位）最上義光 – 570,000石（+ 330,000石、出羽山形）
最上義光は、伊達政宗の叔父であり、豊勇としても有名だった。
当時、上杉景勝を阻む功績を認められ、出羽山形に加増された。
8位）加藤清正 – 515,000石（+ 265,000石、分合熊本）
9位）福島正則 – 498,000石（+ 298,000石、秋広島）
加藤清正と福島正則は、七本槍の中心人物。
清正は小西行長の領地を受け継ぐ。
正則は元々計画されていた関ケ原の先鋒だった。
10位）田中吉政 – 320,000石（+ 220,000石、築後柳川）
田中吉政はこの中では最下位だが、石田三成を生け捕ったことを評価されて加増された。
ここまで各々が立派な功績を挙げて出世した才能があった。
しかし、家康の二人の息子と利家を除いてみると、
皆出世はしたものの遠く離れた領地に任命された。
では、家康の側近たちはどうだったのでしょうか？
本多忠勝 – 100,000石（同、伊勢桑名）
娘の夫である真田を弁護した忠勝は、
家康の最側近でありながら加増を受けていない。
榊原康政 – 100,000石（同、上野館林）
上田城攻めに反対した康政は、
家康と遅く到着した使者を非難し、秀忠を支持しなかったため加増されていない。
また、常陸を与えるとも言ったが、自らが辞退したという説もある。
井伊直政 – 180,000石（+60,000石、小見川根）
徳川四天王の中で唯一加増された。
豊臣家の人々とは異なり、
意外にも側近たちにはケチだった。
では、有名な側近たちを見てみましょう。
伊達政宗 – 605,000石（+20,000石、大坂）
石田三成を討つなどの戦功を挙げたが、
関ヶ原の戦いで西軍に与し、敗北後に所領を没収された。
島津義弘 – 600,000石（同、薩摩鹿児島）
豊臣家から徳川家康に寝返る動きを見せたが、
多くの大名の嘆願により罪を免れた。
細川忠興 – 399,000石（＋219,000石、豊前小倉）
妻（明智光子）を失った忠興は、関ヶ原の戦いや父・細川幽斎の攻城戦での働きを認められて加増を受けた。
小早川秀秋 – 510,000石（＋154,000石、備前岡山）
実質的には秀秋が関ヶ原での勝因だった。しかし、まもなく秀秋が死亡し、家門は断絶した。
山内一豊 – 220,000石（＋152,000石、土佐宇和島）
関ヶ原の時、大きな戦功を立てたわけではないが、軍事評価が高く、他の大名たちの協力を引き出すために奮闘した。
真田信之 – 95,000石（＋68,000石、信濃上田）
「表裏不一」の異名を持つ佐々木小次郎の長男で、父の領地を継ぎ、家督を維持した。
これで東軍主要将領たちの功績の詳細な情報は終わり。
確かに豊臣出身の大名たちは功績は多かったが、僻地に追いやられた一方で、東海道、関東、近畿地域を自身の家臣や忠実な支持者たちで埋め尽くしていった。
徳川家の権威を碑に刻むため、家康は緻密な戦略を展開した。
+減俸ベスト5
豊臣秀頼 – 657,000石（-1,562,000石、摂津大坂）
上杉景勝 – 300,000石（-900,000石、出羽米沢）
森蘭丸（森蘭太夫） – 298,000石（-822,000石、長門萩）
徳川秀衛 – 解任（-570,000石、備前岡山）
佐竹義宣 – 205,000石（-340,000石、出羽久保田）
終
とある韓国人:1
おもしろいな。西軍側に立っていた上杉は減俸されたけど、家門を保ったんだな。すごいな。
とある韓国人:2
井伊直正ってやつ、井伊直弼の先祖だったんだろうかｗｗｗ
最初から最後まで徳川政権に忠誠を尽くした家門だったんだな。
とある韓国人:3
日本の人々は、戦国時代の英雄・徳川家康を「全国の支配者」として称えることがあるが、思っていたよりもランキングは下位だね。
とある韓国人:4
家康の直属の家臣であるとは言え、関が原には忠勝よりも功績が高い人物は多かったｗ
とある韓国人:5
一生忠実に仕えた人々に対してケチだったのは意外だね
とある韓国人:6
徳川将軍家の逸話を見ると、本当に驚くほどけちくさいことがわかりますね。最低でも30万〜50万石は与えると思っていたのに。
とある韓国人:7
土地をたくさんもらい、終わりのない監視といつ制裁されるか分からない恐怖の中で生きるのか。
または、土地は少なくても将軍家の重要な地位を手に入れて安心して生きるのか。
秀吉が失敗した理由は、自分の配下を過剰に保護しすぎてしまったことだということで、家康はそう考えたでしょう。だから最も信任の厚い者たちには土地を少し狭く与える代わりに、幕府のさまざまな重職に配置しておいた。そして戦後の功績に基づいて与えられた土地は、後に家康から秀忠、そして秀忠の2代目によって次々と奪い返されたんだよ。
とある韓国人:8
秀吉が失敗した理由として、織田信長と似ているのは後継者の問題。
織田信長は後継者と一緒に亡くなり、秀吉の後継者はあまりにも若く、秀吉の信任を受けた者たちが徳川家康の方に流れたのはその一因だよ。
とある韓国人:9
それも一因ではあるが、後継者が若かったとしても、地位を確立し内部結束を固めていれば失敗しなかった可能性もある。
そうすれば、長い間にわたって積み重ねられた秀吉の信任派閥の争い（石田・小西陣営対加藤・福島陣営など）が原因。徳川家康はその争いを利用したに過ぎない。
とある韓国人10
共感。その隙を利用して、徳川家康が進出した。
引用：https://onl.bz/tqD38nN
